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エンジニアは口下手で大丈夫?一生使えるスキルを身につけよう

口苦手な自分はエンジニアが向いていてなりたいが、フリーランスや正社員として本当にエンジニアスキルだけでやっていけるか?と疑問を持つ方もいると思います。

多くのエンジニアにとってコミュニケーション能力は必要不可欠です。
この記事では「エンジニアにとって」必要なコミュニケーションスキルとは何か?
を書いていきます。

といっても、コミュニケーションを深く学ぶ必要はありません。
エンジニアのコミュニケーションは正しく伝える技術の方が大事で、それは意識次第です。
意識し続けていくうちに、やがて自信を持ってコミュニケーションができるようになっていきます。

私自身もコミュニケーションが苦手でしたが、今や上流のエンジニアとしてコミュニケーションの方が仕事のメインとなっています。

目次

圧倒的なエンジニアスキルはコミュニケーション能力を凌駕する

これから、コミュニケーションの重要性について書いていきます。
ただもし、あなたが他のエンジニア を遥かに超える「圧倒的なスキル」を持っているのであれば、ここから先は読む必要はありません。
迷わずスキルを突き詰めていくのが良いと思います。

圧倒的なスキルを持った人はどんなに性格に問題があっても、間違いなく稼げます。
スポーツ選手や芸能人と同じ感じですね。

エンジニアの世界でもそのレベルは狭き門ですが、そこを目指すのも1つの道です。
しかし、プロスポーツの世界と同じく小さい時からプログラミングを死ぬほど学習した人がやっとなれるレベルなので多くの人にはおすすめできません。

そんな天才的なエンジニア以外の方が身につけておくと良いのが「コミュニケーションスキル」です。

エンジニアに求められるコミュニケーションスキル

コミュニケーション能力が無いからエンジニアなったんだよ!という声も聞こえて来そうですが、もう少しお付き合いください。

エンジニアに求められるコミュニケーションのレベルはそこまで高くありません。

これから書いていく事を、日常で少し意識するだけで十分です。

正しく簡潔に伝える能力

まずは話を「正確」に「簡潔」に伝える能力です。

エンジニアにありがちなのは、話が長すぎることです。
全てを伝えようとして、何を言いたいのか?相手に正しく伝えられない。
一生懸命話していているが、結論が分からない。

もし上司や同僚と話していて、自分の話が途中で遮られる事がある場合はこのパターンである可能性があります。

話が飛躍する

これも口下手な人に割とありがちです。
例えば以下のような会話です。
上司「昨日不具合が起きたんだって?どうして発生したの?」
部下「ああ、すみません。もう修正して対応済みです」

上司とのキャラクター次第とも言えるので、この返しが一概に間違っているとは言いません。
しかし、この部下の回答は上司の質問に合っていません。
上司は「なぜ?」を聞いていますが、部下は「何をしたか?」を答えています。

このように相手が言っていないことに対して、自分の中でストーリーを組み立ててしまい先に回答する、という事です。

先程の例だと、
「何で?と聞かれてしまった。普通に答えたらきっと言い訳と受け取られる。素直に謝って、解決済みと言えば大丈夫だろう」
というストーリーを部下が作ってしまっている形です。

しかし、そのストーリーが合っていない場合は、上司側の反応は会話が噛み合ってないので「?」となります。

口下手をどうやって改善していくか?

口下手は性格とは関係ありません。誰でも改善ができる能力です。
私自身、自分から話かけるような性格でもなく、社交性も低い人間だと自覚していますが、口下手に関しては意識改善とトレーニングを重ねることでかなり改善できました。

まずは意識するところから始めていきましょう。

相手の話の意図を理解する

誤解されやすいですが、コミュニケーション上手というのは、よくしゃべる事ではありません。

饒舌に話す人でも相手と噛み合わなければ、それは口下手と同じです。
逆に言葉数は少なくても相手の意図を理解して、それに合わせた返しができればコミュニケーションが上手い人となります。

5W1Hは有名なフレームワークですが、会話は基本的にこの6つ内の何か(複数の時もあります)を相手に伝えるために行われます。

  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Where(どこで)
  • When(いつ)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

ここが合っていないと、会話が噛み合いません。
先程の上司と部下の例ですと上司がWhyだけど、部下はWhatで答えてしまっているということですね。
まずは相手が5W1Hで何を言いたいのか?を意識するようにしましょう。

プレゼンスキルの基礎を学ぶ

エンジニアは仕事柄、プレゼンを行う事は少ないかと思います。
深く学ぶ必要は無いですが、プレゼンの基礎を知っておくと普段の会話にも活かす事ができます。

例えば有名なプレゼンの手法にPREP法というのがあります。
PREP法というのはPoint、Reason、Example、Pointという4つの略語になります。

– P:結論を単刀直入に伝える
– R:結論の理由を述べる
– E:理由に対する根拠を具体的に掘り下げていく
– P:再度、結論を伝える

グロービスキャリアノート

つまり結論から話し始める、ということです。
先程の話が長い人にありがちなのが、いつまでも結論にたどり着かないという問題です。
これはPREP法を意識することで、改善が可能です。

ちょっとわざとらしいですが、「結論からお話すると〜」を口癖にしていくと良いです。

もう1つプレゼンスキルを学ぶメリットは、エンジニア以外の方との会話で活きてきます。

プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーはプレゼンを行う機会が多いので、「結論が先」を普段から意識しながら会話しています。

そういう人達と話をする時に、あなたもここまでの事を意識して話をすると会話のリズムが合いやすくなります。

同じ思考方法で話が進むので「この人の話は聞きやすいな」となる訳です。

一度話が噛み合えば、次の会話はとても楽になっていきますよ。

コミュニケーション能力が高いとエンジニアとしての評価は爆上がりする

私自身の経験ですが、一番評価が上がったのはエンジニアスキルよりもコミュニケーション能力を意識した時でした。

年収はもちろん上がりましたし、何より人から感謝される事が多くなりストレスが減りました。

自分のスキルが平凡だというのもあり、多少技術力が上がっただけでは他のエンジニアとはそこまで差別化ができなかったのでしょう。。

しかし、エンジニアスキルとコミュニケーション力をかけ合わせる事で、強みを作る事ができたのだと思います。

スクールに通ってみる

私がコミュニケーションについて、一番意識し始めたのはかつての職場での「3分間スピーチ」でした。

その職場では朝礼文化があり、週1回社員が3分間自由なお題で3分間スピーチをするというルールになっていました。

3ヶ月に1回くらいのペースで回ってくるのですが、これがとても嫌だった記憶があります。
最初のスピーチでは1週間前から準備していたにも関わらず、結局話がまとまらなくて10分くらい話してしまい、暫く社長にネタにされてしまいました。
私は正に先程の簡潔に話をまとめられない人でした。

エンジニアにとっては厳しい職場でしたが、そこで話すことを深く意識するきっかけになりました。

最初は本で学んでみたりしましたが、最終的にはスクールに3ヶ月ほど通いました。

スクールでは実際に10人ほどの前で1人で話す事になるので、最高のトレーニングになります。
口下手な人が通うためのスクールなので、失敗を恐れずチャレンジすることができます。

口下手で悩んでいる方は、このようなスクールに通うことを検討してみるのも良いと思います。

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