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【初心者向け】写経以外にも使える効果的なプログラミング参考書の使い方3選

プログラミングの学習方法は今やスクールを含め沢山あります。
その中で、プログラミング参考書を使った学習は今も昔も変わらない定番の学習方法です。

参考書はそれ程お金がかからず、すぐに始められる学習法でありながら、色々なレベルにマッチしたものがありとても良い学習法です。

一方でほとんどのプログラミング参考書には、使い方が載っていません。
自分なりに工夫しながら勉強していく形になります。
参考書を使ってとりあえず写経学習やってみたけど、分からず挫折してしまった、参考書を買ってみたけど使い方が分からない、という方はこの記事を参考に学習してみると良いでしょう。

私は社会人になってからプログラミングを学びましたが、その学習の多くは参考書からになります。

基本的には初学者は以下のポイントを押さえて勉強していくことをおすすめします。

  • 参考書に書かれているサンプルプログラムにツッコミを入れながら書き写していく(写経)
  • 写経したプログラムの一部分を書き換えて、他の書き方でもプログラムが正常に動作するのを確認する。
  • あえて間違ったコードを書いてみる

具体的にどうやっていくか?を説明していきます。

目次

まずは参考書のプログラムをそのまま打つ

ほとんどのプログラミングの参考書は

  • 用語や技術の説明
  • サンプルコード
  • 更に詳しい解説
    という構成になっています。

まずは説明を軽く見た後に、サンプルコードを自分のマシンで全く同じように打ってみましょう。

この作業の事をプログラミング写経と言います。

プログラミング写経の効果

写経に関しては賛否両論ありますが、私は肯定派です。
特に初学者には効果があると考えています。

写経の主な効果は下記の2点です。

写経の効果

  • プログラミングの作法を理解する
  • プログラムを体感する

プログラミングでは記号を多く使います。
言語により多少の違いがありますが、共通点も多いです。
(文字は’ ’の間に記述する、プログラムは{ }の間に書く等)
写経することにより、こういった基本的な作法を学ぶ事ができます。

また学習初期はコードを読むだけでは中々仕組みを実感できません。
プログラムを実際に動かすことで、コードが実際にどうやってアウトプットされるのか?を実感しながら学習することができます。

写経だけで一人前のエンジニアになれる訳ではありません。
それでも初心者から抜け出して次のステップに行くために、写経は多いに手助けとなります。

参考書にツッコミを入れながら写経する

写経以外の方法として書いた学習法の1つ目としては、「ツッコミを入れながら写経する」です。

ただ何も考えずにひたすら書き写すだけだと学習効果は薄くなります。
そうではなく、サンプルプログラムにツッコミを入れながら写経していく事が効果的です。

例えばJavaScriptの本を写経していたとすると、下記のようなものになります。

「letやconstって英語だとどういう意味なのか?」
「末尾の;や綴じカッコが抜けるとどうなるのか?」
「大文字・小文字、半角・全角で間違った場合はどうなるのか?」
「繰り返し処理にfor、foreach、whileといくつもあるけどなぜ?」
「他のプログラミング言語ではどうやって書くのか?」

こういう疑問を持ちながら書いていくことが重要になります。
が、ここで1つ注意点があります。

これらのツッコミは今の時点で理解しなくてOKです。

ツッコミの内容を調べ始めると、それだけで非常に時間がかかります。
そうすると肝心の初学者に必要な「プログラミング作法を学ぶ」事が疎かになってしまい、次のステップに進めなくなります。

ツッコミの内容は「気になるリスト」としてノート等にまとめつつ、どんどん写経をしていきましょう。

書き写したコードを改変する

次のステップとしては写経したコードの改変です。

最初のステップで写経したソースコードを自分なりに作り変えてみる学習をやっていきます。

具体的には、

  • 変数の名前を自分の作った名前にしてみる。
  • while文で作ったコードをfor文で書いてみる。

といった改変をやっていきます。
こうすることにより最初はサンプルそのままだったコードを、徐々に「自分のコード」として認識できるようになっていきます。

最初は大きな改変はできないと思いますが、徐々に関数やclassといったところに範囲を広げていけるようにしていきましょう。

あえて間違ったコードを書いて失敗する

3番目はあえて間違ったコードを書く事です。
プログラムを間違えると何らかのエラーが発生します。
プログラムが動かなくなったり、ブラウザが負荷に耐えられなくなるなどの問題となります。
非常にストレスのかかる事ですが、この状況を学習初期にあえて作ることにより、どういう時にエラーが起こるか?を把握する狙いがあります。

  • 変数を日本語で書いてみる。
  • 閉じの「>」や「}」、「’」等を削除してみる。
  • スペルを間違えてみる

といった事を試してみます。
なお、この作業を行う前にはいつでも正しい状態に戻せるように、Gitでバックアップを取得しておくようにしましょう。

またあえてエラーを出す事によりエラーに対する心理的ハードルを下げる効果もあります。
回数は減っていくものの、上級者になったとしてもプログラムエラーは開発している以上必ずと言っていレベルで発生します。

エラーコードには早いうちから慣れていきましょう。

参考書はプログラミング学習の基本

参考書学習はプログラミング学習の基礎になります。

参考書を使いこなすと、独学のスピードが上がります。
また独学でクリアできない課題もハッキリするので、人に聞いたりスクールで学ぶ時にも役に立ちます。

一人前のエンジニアになってからもずっと使えるので、上手く参考書を使えるようになっていきましょう。

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